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中学での人気者の一例.4 [14才の恋話]

 そういうふうに日向君って、ただ単に面白いだけじゃなくてさ。「さすがは男の子だな」って思えるような、頼もしさもあったものだから。だから日向君のことが好きだっていう女の子が、たくさんいたのでしょうね。日向君と恋人とかになれたら楽しいだろうし、頼りにもなりそうだからというので。
 それに日向君がコンドームのことを知らなかったのも、いかにも純情そうな感じで好印象だし。

 私も中学生になって初潮も済ませていたから、セックスのことなんかにも興味はあったんだ。好奇心だとか憧れのような気持ちもある反面、ちょっぴり怖いような気もしていたんだけれど。
 でもって男の子たちの中には性に関する話を、なんだかすごく嫌らしい口調でおしゃべりしていたりする子も多いでしょう。ああいうのはいつも、やめてほしいなって思っていたのよね。

 でも日向君に限っては決して、そういう話に加わっているのを見かけたことがない。そういう点も、さわやかな感じでさ。それも女の子たちの間で日向君の人気が高かった、理由の一つだったみたい。
 だから私も日向君とだったら、セックスとかしちゃうことになっちゃったとしてもいいかなって思ってたの。

 コンドームのことも知らなかったし、男の子たちとセックスの話をしたりすることもないらしい日向君。そんな日向君のことだから、おそらくセックスのやり方なんかに関しては、あまり詳しくないんじゃないのかな。だからもし、もしも本当に日向君とセックスとかすることになったとしてもよ。全てを日向君に任せておけば優しくリードしてくれる、だなんてわけにはいかないんでしょうね。

 だけどそれならそれで、それでもいいと思っていたの。
 だって相手の男の子だって、まだ中学生なわけでしょう。なのにやたらとセックスのやり方なんかに詳しくて、完璧なリードぶりを見せられちゃったりしたらさ。それもなんだか嫌らしい感じで、ちょっと興ざめしちゃいそうだもの。

 でもあの日向君の性格だったら、セックスのやり方なんかに詳しくなくても優しくはしてくれそうな気がする。どういうふうにしてほしいのか、こっちの気持ちを訊いて確かめようとしたりなんかして。そういうのも初々しい感じで、わりといい雰囲気になれるんじゃないのかな。もしかすると少し都合のよすぎる空想だったのかもしれないけど、そんなふうに思ってみたりなんかもしていたのよ。

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中学での人気者の一例.3 [14才の恋話]

 子供っぽいと言ったら、いつだったか恥ずかしいくらいおかしなこともあったっけ。どうやら日向君ったら中学生にもなっているっていうのに、コンドームのことを知らなかったみたいでね。ある時「こんな細長い形の風船を拾ったぜ。これって野球場とかで飛ばしたりする、あの例のジェット風船ってやつかなあ」とか言いながら、教室でコンドームに息を吹き込んでふくらませて皆に見せていたのよ。

「日向君、それってコンドームよ」だなんて、私たち女の子としては恥ずかしくて言えないでしょう。だから日向君にコンドームを見せられても、私たち女の子は何も言えなくってさ。笑い出しちゃうわけにもいかなくて、とっても困っていたの。

 幸い男の子のうちの一人が日向君に、その風船が実際は何のために使うものなのか教えてあげて。日向君ったら「げっ、何だって」とか言いながら流しのところへ飛んでいき、その風船をさわった自分の手だとか息を吹き込んだ口を必死に洗っていたっけ。そんな日向君の姿も、とてもおかしく感じられたんだけど。やっぱり笑っちゃうわけにはいかなくて、私たちとしては吹き出しそうになるのをこらえるのに精一杯だったのよね。

 どうも日向君のおかしさっていうのは、そういうのが多かったみたい。いわば天然のボケ、って感じかな。決して日向君が皆のことを笑わせようとして、意図的に何かこっけいなことをしていたんじゃなくて。

 そのせいか日向君は決して私たち生徒にだけじゃなく、学校の先生たちの間でも人気が高かったらしいんだ。とりわけ大人の先生たちには日向君の天真爛漫さが、無邪気に感じられたんじゃないのかな。女の先生が授業中に皆の前で「日向君って、可愛らしいわよね」って言っていたこともあったし。それを聞いた時に日向君ったら、本当に椅子から滑り落ちて床の上にずっこけちゃってさ。そんな日向君の驚いた様子に、また皆は笑いだしちゃったんだっけ。

 もちろん日向君の頭がよかったことも、先生たちの覚えがめでたかったことの理由の一つなのだろうけど。日向君ったら天然ボケで子供っぽいところもあるくせに、なぜだか勉強はよくできたんだ。
 ただし日向君の場合は決して、がり勉だったり点とり虫だったりはしなくてさ。純粋に何かを学んだり覚えたりすることが好きで一生懸命に勉強していたから、結果として成績もよくなっていたってことみたい。

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中学での人気者の一例.2 [14才の恋話]

 たとえば冬で風邪を引いてて、どうしても授業中とかに鼻水が出てきちゃったりすることがあるじゃない。だけど普通は恥ずかしいから、なるべく目立たないように小さな音で鼻をかもうとするでしょう。ところが日向君ったら、そんなことなどちっとも気にしないらしくって。授業中だろうとなんだろうとかまわず、自分の部屋に一人でいる時だって立てないような大きな音で鼻をかむのよ。
 でもってその音が、あまりにも大きくてびっくりするほどなものだからさ。日向君が鼻をかむたび、つい皆がどっと笑い出してしまうのよね。

 いつだったか男の子のうちの誰かが、日向君に訊いていたことがあったっけ。「おい、日向。お前はまたいったいどうして、わざわざそんなにも大きな音を立てて鼻をかむんだ」と。
 その時に日向君は、こう答えたの。「だって鼻をかんでも鼻水が鼻の穴の中に残っていたら、気持ち悪いじゃないか。だけど勢いよく鼻をかめばかむほど、鼻水が完全に出ちゃってくれる可能性が高くなるだろう」って。

 確かに理には、かなっているみたいよね。どうしても私たちは恥ずかしさが先に立っちゃって、あんなに大きな音を出すことができないけどさ。あれだけ勢いよく鼻をかみ鼻水が完全に出きっちゃってくれたら、さぞかしすっきりして気持ちがいいんだろうな。日向君が鼻をかむ音を聞いた時の私たちの心の中には、そんな思いもまじっているみたい。でもってその気持ちよさに対する羨ましさっていうのか、憧れのような思いもあって、つい笑いがこぼれてきちゃうんじゃないのかと思うの。

 そういえば日向君って授業中でもかまわず、おならをしていた頃もあったし。それもまた、いかにも気持ちよさそうに大きな音でさ。でもってその時も皆、つい大爆笑してしまうのよね。
「どうして授業中なのに、おならをするんだ」と訊かれた時も日向君、「だって出ちゃうんだから、しかたないじゃないか、我慢してたら体に悪そうだし」と答えてたっけ。
 だけどさすがにおならの方は皆に臭いと文句を言われて、やめたみたいだけど。私としては何だかほっとしたような、それでいてちょっとだけ淋しいような、おかしな気分。

 それから学校の行事の中には運動会とか合唱祭っていうように、クラスが対抗して競いあうものがあるでしょう。そういう時には日向君って、とても一生懸命でさ。自分の組が少しでも勝ったり負けたりするたび、すごく開けっぴろげに喜んだり悔しがったりするのよね。とりわけ二年生だった年の運動会で私たちの組が最後のリレーで逆転をはたし、僅差で総合優勝した時はすごかったな。日向君ったら本当に文字どおり、何度も飛び上がって喜んじゃって。

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中学での人気者の一例.1 [14才の恋話]

 初恋っていったい、いつ頃の恋のことを言うのだろう。
 皆の意見を聞いてみたところ、だいたい答えは大きく二とおりに分かれるようだ。
 一つは幼稚園だとか小学校の低学年だとか、まだ幼児といわれる頃の恋。そしてもう一つは小学校の高学年くらいから中学時代など、思春期に入ってからの恋。

 どういう相手に恋するかっていうことも、その人ごとにいろいろみたい。もちろん身近な友だちの男の子、って答える子は多いんだけどさ。TVに出てくるアイドルとかに恋をしていた、っていう子も多いしね。かと思うと幼稚園や学校の先生だとか、身近な大人の異性に恋してたっていう子もいたりで。

 中には「子供の頃にはお父さんのことが大好きで、お父さんが私の初恋の相手だったの。今になってみると少し不思議だし、ちょっと気持ちが悪いような感じもしちゃうけど。どうしてうちのお父さんのことなんかが当時、あんなに好きだったのかって」っていう子もいるし。

 だけど幼児の頃の初恋って、本当のところは決して「恋」とは言えないんじゃないのかなあ。
 だって私も当時、好きだった男の子がいるんだけどさ。よくよく考えてみると、あんまり違いがなかったような気がしてきちゃうもの。その男の子に対する気持ちと、同じ頃に仲がよかった別の女の子の友だちに対する気持ちって。

 アイドルとかにキャーキャー熱を上げちゃっている子たちの気持ちも、恋とは少し違う「憧れ」なんじゃないかっていう気もするし。
 お父さんだとか先生のことが好きだったっていうのも、やっぱり恋とはちょっと別だって思えるし。

 だから私は初恋って、やっぱり思春期になってから異性の相手に対して抱く気持ちのことを言うんだと思う。中には同性の相手に恋をするっていう子も、いるみたいだけど。でも私には、そういう気持ちってないみたいだから。
 だって学校の授業とかでも、そういうふうに習うものね。思春期になると第二次性徴ってやつが始まって、女の子だと初潮があったり体つきが変わりはじめちゃったりしてさ。精神面でも異性の相手に対して、それまでとは異なる関心を持つようになるって。

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