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一日中フェラ&クンニ.1-5 [恋愛小話]

「なんだかまるで、何かに中毒しちまっている人の言うことみたいだなあ」私は率直に、気にかかったとおりのことを口にした。「あんまりおぼれすぎてしまうと、ちょっとまずそうな感じもするけど」

「だって本当に、気持ちがいいんだものさ。これを味わわずにいるだなんて、絶対に損しているって気がするぞ」木場はちょっぴり、言い訳めいた口ぶりになる。「夜もこいつを付けたまま寝ると、こちらが眠っている間にもペニスを舐めつづけてくれているらしくてね。だから頭は寝ていても体は気持ちよさを感じているのか、とても艶っぽい雰囲気の夢ばかり見ることができるんだ。かといって刺激を強くしすぎて、こちらの目を醒まさせてしまうことはないみたいだし。だから毎日、すごく満ち足りた幸せな気分で朝を迎えることができるんだよ」

「すなわち『快感は与えるけれど、射精には至らない』っていうフェラチオのしかたを、一晩中ずっと続けているってわけかな」
 そんな私の疑問に木場は、首をひねってみせる。

「いや、それはどうだろう。もしかすると寝ている間に自分でも気づかないうち、夢精をしてしまっているのかもしれないね。ただし夢精をしても吸盤虫が精液を全て飲みこんでしまったら、全く何も跡が残らないわけだからさ。はたして自分が夢精をしたのかどうか、自分でも知りようがなくなってしまうじゃないか。だからその点については俺も、はっきりとしたことは言えそうにないよ」

「あっ、そうか」私は思わず、うなづかされた。「目が醒めたら下着が精液で汚れてしまっていた、ということにはならないわけだね」
「その点でもこいつは、便利だと言えそうだな」木場は再び、勝ちほこったような顔つきに戻る。「もしも本当に夢精はしてしまっているけど、下着は汚さずに済んでいるのだとしたら」

「しかし寝ている間まで性的な気分に浸りつづけているだなんて、なんだか凄いことだという気がするけどなあ」
 そんな私の科白を木場は、どうやら逆の意味に解釈したらしい。

「そう思うだろう? 本当に一日中ずっと気持ちよく感じつづけていたいというのは、昔からの俺の夢だったんだよ。でもってついにその夢が、この吸盤虫のおかげで叶ったってわけさ」そう言って木場は、力説しはじめたのだ。「おそらく世の中には俺の他にも、同じようなことを望んでいる奴らが大勢いるだろうからな。ずっとフェラチオされ続けたいと望んでいる男たちや、ずっとクンニリングスされ続けたいと願っている女たちがね。ところがこの吸盤虫がいてくれれば、それが実現されるってわけだ。おまけにこいつは値段も安いし、飼うにも餌代とかが必要なく手間もかからないときている。だから今に絶対、ものすごく流行って誰もが飼いはじめると思うぞ。いや、もしかするともうすでにかなりの連中が飼っているのかもしれないぜ。ただ吸盤虫を使っていると周囲の人に知られてしまったら恥ずかしいからって、ほとんどの奴はそのことを秘密にしてしまっているだけで」

「大勢の人たちが股間に吸盤虫を貼りつけていながら、そのことを内緒にしたまま何食わぬ顔で街を歩いているかもしれないぞって言うのかい」私はつい、そんなありさまを頭の中で思い浮かべてしまった。「それって想像してみると、かなり不気味なことだっていう気がしちまうけど」
「今にすぐ、そうなるのは目に見えているって」私の気持ちなど意には介さず、木場はそう断じてみせる。「これほどまでに気持ちのいいものが、流行らないはずはないんだからさ」
(「一日ずっと気持ちよく」より)

「一日中フェラ&クンニ.2-1」を読む

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一日ずっと気持ちよく  まじめな性愛物語

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